こたに内科・甲状腺クリニック

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発熱外来の変更について

2022年12月8日

新型コロナウイルス感染症が流行してからみなさんの診察・治療や不安解消の意味もあり、できる限り人数を制限せずにキャパシティオーバーとなりつつも発熱外来を続けてきました。

患者さんの中には「抗原検査をしてくれ」や「PCR検査をして欲しい」などと希望する方も多々おり、診療上の判断をしながら出来る限り希望に沿う様に努力してきました。

しかし、ごく一部の方からは聞いた話と違うなどの苦情が出る事があり、苦渋の決断ですが診療方法を変える事としました。

 

当院はPCR検査は外部委託しており、夕方には検体を回収するため、回収時間以降はPCR検査を受けることができません。これは第7波からずっと行ってきております。

本当に検査が必要と判断した時は、医師が診療後夜遅くに検体を検査センターまで車で届けていた時期もありましたが、正確な診断を患者さんに提供したいとの一心で自主的にやっていた事です。

 

ただし、ごく一部の方からの苦情でしたが、問い合わせは電話でのやり取りになるため聞き間違えや誤解を完全には排除することはできず、皆さんにご迷惑をお掛けする事があるため、以下の様に変更させていただきます。

 

① 医療での検査はあくまで医師が必要と考えるときに必要な検査をするため、発熱外来を予約された方への検査は、する・しないを含め来院されて診察してから決定いたします。

 

② 通常診療を圧迫し始めているため、患者数増加時には発熱外来の人数制限をいたします。

 

③ 感染者増加に伴い、感冒様症状に対する治療薬が全国的に枯渇しています。必要最小限の薬のみ処方させていただきます。特に小児の薬は手に入りにくくなっておりますので処方できない場合がございます。

 

④ 時間指定をさせていただいておりますが、混雑状況によりかなりの時間お待たせする事があります。

 

 

今までのやり方でいいのでは?と考える方もおられると思いますが、ごく一部の苦情を訴える方への対処としての変更ですのでご理解下さい。

 

当クリニックでは発熱外来だけを行っているわけではなく、通常診療も並行して行っています。待合室には多くの患者さんにお待ちいただいております。

通常診療の合間を縫って発熱外来を行っておりますので、待ち時間が長くなったり検査内容などに不満のある方もおられると思いますが、広い心で受け止めていただけると嬉しいです。

 

クリニックによっては医師が電話で対応し患者さんに会う事なくスタッフが検査だけして処方する所もありますが、当院ではリスクを負いながら感染対策をして医師・スタッフが駐車場まで足を運び対応させていただいています。電話での問診だけでは分からないこともあるためです。

この一年、ゲリラ豪雨の時も大雪の時も猛暑の時もびしょびしょになったり大汗をかきながら患者さんのためと思って医師・スタッフ共に頑張ってきました。最近では発熱外来を行っていない施設も増え、数人しか診察しないところもあり、さらに負担が増えています。

希望される患者さんがいる限り頑張っていこうと思っていますが、苦情が出る様であれば発熱外来を中止することも検討しなければならないかもしれません。

 

現在は新型コロナウイルス感染症をきちんと検査する医療機関と、風邪と診断して検査しない医療機関に分かれつつあります。確かに重症化率も下がってきており季節性インフルエンザ並みの病原性というのも頷けます。ただ政府は感染症法上の2類相当から5類への変更など検討はしているものの、未だ第7波から制度は大きくは変わっておりません。当院では政府からきちんとした発表があるまでは、第7波の時と同じように必要と判断した場合には検査をさせていただきます。

時に薬だけ出して欲しいと来院される方がおりますが、医療機関はドラッグストアではありませんので、必要な検査や治療薬は医師が判断します。ご了承下さい。

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