院長のブログを更新しました こちら
こたに内科・甲状腺クリニックから
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2022年4月8日
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2022年4月8日
気温もだんだん高くなってきて、すっかり春の陽気になってきています。
コロナ渦もあり家に閉じこもっていた影響もあり、生活習慣病といわれている高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの予備軍が増えているような気がします。
内科外来をやっていて感じるのは、
『健診で指摘されていたけど、症状もないし特に病院には行かなかった』
『どこも痛くないし、治療の必要なんていらないんじゃない?』
という考えをもっている人が意外に多いことです。
なぜ健診が必要なんでしょうか? 改善しないとどうなるんでしょう?
このあたりのことを今回は書いてみたいと思います。
① どうして健診が必要なの?
高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、軽度の場合は特に症状を感じることはありませんので、その時点で生活に不自由をきたすことはありません。
しかし、この状態が続くと動脈硬化などを引き起こしてしまいます。
【高血圧症】 高血圧が続くと血管が硬く、もろくなる動脈硬化が起こります。その結果、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。
【脂質異常症】 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えると、やはり血管が傷つき動脈硬化を起こします。また中性脂肪が高くなると急性膵炎や脂肪肝を起こしやすくなります。
【糖尿病】 糖尿病も初期には症状がなく進行していきます。糖尿病で怖いのは合併症です。目や腎臓、神経に障害が起こり失明や人工透析、足に壊疽(足が腐ってしまうこと)ができて切断となることもあります。もちろん動脈硬化の原因にもなります。
そのため、様々な病気が発症するのを予防したり、病気が進行するのを防いだりして生活の質(Quality of Life)を落とさないようにする必要があります。
未然に対処するために健診を受けて
早期発見・早期治療が必要になります
② 生活習慣病から起こる病気は放置するとどうなるの?
上で挙げた病気について説明してみたいと思います。
実際に書いてみるとやはり怖いです。もちろん後遺症で生活にも不自由になり、家族にも迷惑をかけることもあると思われます。
特に脳の病気、心臓の病気、急性膵炎などは命にかかわることもあります。
自分のため、面倒を見てもらう可能性のある家族のため、病気を未然に防ぎ、また進行を止めるためにも積極的に健診を受けましょう
新しい絵が完成しました。
今までで一番よく描けていますので待合室に飾る予定です。
近くから見ると残念な感じになってしまいますので、遠くからちらっとみてくださいね。