5月に新型コロナ感染症が感染症5類に移行してからはや3か月。
コロナ渦以前の生活に戻りつつありますが、この夏は新型コロナを含め夏風邪の人が多い印象があります。
特に喉の痛みを訴える人、咳が長く続く人が増えています。
治療薬としては新型コロナであろうと夏風邪であろうと対症療法が基本となり変わりませんが、新型コロナではやはり感染力がずば抜けている実感があります。
特に法的な制限はありませんが、罹っても感染対策はしっかりととっていただきたいと思います。
人に感染させないことを考えて行動していただきたいです。
さてさて、ここからが本題です。
先日薬局から一部の薬が全く入らないと連絡がありました。
入荷の目処がなく予定も全く立たないとのことです。いわゆるメーカーから出荷制限がかかっているとのことです。
特に困るのが鎮咳薬、いわゆる咳止めです。種類を問わず現在の在庫のみの対応になるそうです。
SNSでもコロナ渦でよく情報を発信していた医師たちも同様の状態を報告していますので、これは全国的な問題のようです。
咳が続いていて眠れない、と訴えてきた患者さんに出せる咳止めはもう数十人程度でしょうか?
あとは患者さんが色々な薬局に問い合わせて薬を出してもらえる薬局を探すしかないと思います。
もちろん皆さんの症状を軽減するためにしっかりと治療薬を処方したいのですが、処方日数を制限したり、場合によっては処方できないこともあるかもしれません。
ご迷惑をおかけしますが、現在の情報を理解していただければと思います。
国(政府)には、現在の情報をしっかりと認識し、目をつぶらず、対応してもらいたいものです。
皆さんが声を上げるのも有効かもしれません。