こたに内科・甲状腺クリニック

院長のブログ

休日救急当番医について

2025年1月4日

今回は休日救急当番医について書きたいと思います。

 

盛岡市では各医療機関は順番に日曜・祝祭日の診療を受け持つことになっております。

当院も例外ではなく年に数回担当しておりますが、今年最初の担当日はお正月三が日の真ん中、2日の日に診療いたしました。

 

お正月でどこも診療しておらず大変な混雑が予想される状況で、年末年始はその準備に追われておりました。

検査キット等も十分に用意し、皆さんに診療を提供できるように元旦にもクリニックで用意を進めておりました。

 

しかしながら当日は予想をはるかに上回る患者さんが診察希望でお越しになり、また電話も止まることなく鳴り続けておりました。

受付するのにも大変な混雑で長い行列ができてしまい、寒い中長時間並ばせてしまい大変心苦しい思いです。

 

診察も受付後に半日くらいお待たせするような状況で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

こちらの不手際で、患者さんに大変ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

 

 

『大変お待たせしてすみません』と声掛けすると、多くの方が『いやいや先生も大変ですねぇ』『ご苦労様です』とねぎらっていただけて涙が出る思いでいっぱいです。

 

次回、またお正月に担当することがあった時には、今回の状況を反省し、もう少し効率の良い方法をしっかりと考えて臨みたいと思います。

 

 

 

 

さてさて、お正月早々、愚痴になってしまって申し訳ないのですが・・・

 

多くの方は嫌な思いを心にしまい、表情にも出さず診療を受けていただいていましたが、一部の方は露骨に態度に出したり、また苦情をスタッフに強く訴える方もいて非常に悲しい思いでいます。

休日当番を担当する医療機関は大きなクリニックは少なく、大多数は医師1名でスタッフも数名程度の診療所が多いと思います。

当然、処理しきれない状態で、できる限り頑張っております。

 

クリニックによっては1日の患者数を決め、お昼くらいに受付を終了してしまうところもあるようですが、患者さんの不安を解消できればと、当院では17時まで受付し、何時になっても診療しようと頑張っておりました。

 

その結果、患者数は200名ほど、診療終了時間は日をまたいでしまいました。

 

苦情が多く出るようならば、今後は診療数を制限し、受付時間終了を早める等の方法をとる必要があるかもしれません。

 

皆さんも長い時間お待ちになり多くの不満もあると思うのですが、クリニックスタッフも患者さんのためと思い頑張っております。

 

9時から診察開始し、24時半までの15時間30分は食事もできずに、飲むゼリー2個程度しか口にしておりません。

もちろんトイレに行くのも最小限になっております。

 

医療は患者さんのためにあるのですが、我々医療スタッフも人間であり、医療も人間同士の繋がりが大事と考えております。

 

お互い思いやりを持って接することができるようになればと切に思います。

 

また、翌日に掃除のためクリニックの片づけをしていたところ、玄関先のオリーブの苗が引き抜かれた形跡がありました。

この苗は私がオリーブの挿し木から1年以上かけてやっと根付かせた苗で非常にショックを受けております。

また、受け皿部分にも亀裂が入っており踏んだためと思われる状態でした。

受け皿の下には隠すように土が残っていました。

 

お子さんがいたずらでしたのかもしれませんが、もしそうなら『抜いてしまいました』の一言が欲しかったです。

やってしまってそのまま放置は、人間としてがっかりしてしまいました。

 

年末年始はどの医療機関も大変で、医療機関前に50台近くの車が並んでいる光景も当たり前のようにあります。

患者さんも不満やイライラはあると思いますが、医療機関スタッフも含め、自分だけでなく相手を考えることができる世の中であってほしいと願います。

 

ちなみに

インフルエンザ罹患者はA型B型併せて100名以上

COVID-19罹患者は30名以上

いました。

 

どうぞ、感染にはお気をつけてお過ごしください。

 

 

 

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