こたに内科・甲状腺クリニック

院長のブログ

オミクロン株拡大、やはり今の時点では対策は必要

2022年1月20日

 今年に入り新型コロナウイルス「オミクロン株」が急速に拡大しています。

報道等では重症化しにくいということが強調され、それにも関わらず多方面にわたり制限をかけていることに疑問を感じている方が多くいるようです。

 

 今回は世界的な状況をもとに自分なりの考えを述べたいと思います。

 

《いま分かっていること・分からないこと》

 日本での急激な拡大からみても感染スピードが従来株と比べて格段に速いのは間違いないですが、問題は重症化リスクです。各国のデータをみても重症化率は低いようです。今年になってからの国内の統計でも同様の傾向がみられますので、その通りなんだと思います。

 そうであれば

 

『普通の風邪やインフルエンザと同じじゃない?』

『パンデミック前と同じでいいんじゃないの?』

 

といった意見が出るのももっともだと思います。

 

 ただし、日本では若い世代の感染が主流で高齢者やハイリスクの方が感染した場合の重症化率はまだまだ不明で予断を許さない状態ですので、注意が必要だと思います。

 

《重症化率が低いなら対策はいらない?》

 感染者数が激増していますが、重要なのは感染者数と重症化率を併せて考えることだと思います。従来のデルタ株と比べ重症化率が10分の1だとしましょう。でも感染者数が10倍になればどうでしょうか?重症者数は同じ数になります。

 ということは集中治療が必要になったり不幸な結果になってしまう方もデルタ株と同じくらいの数になることになります。すなわち医療崩壊が起こるわけです。

 

やはり感染者数を抑えることが重要になってきます。

 

《感染者数を抑えるにはどうすればいいの?》

 やはり感染しないこと・感染させないことが基本となります。

低リスクの方個人レベルではただの風邪かもしれませんが、それが拡がることで大切な人や家族が苦しむことにつながってしまいます。

幸い3回目のワクチン接種が始まりますし、ワクチンのブースター接種が重症化リスク・感染リスクを下げる報告が出ていますので接種をお勧めします。

 

当院でも3回目接種を受付します

 

 また軽い風邪?と思った方でも陽性者が出ています。軽く考えずに他人に感染させないためにも医療機関での検査をお勧めします。

 

当院では感染対策を施した状態で直接医師が診察の上、PCR検査または抗原検査を施行しています。定期患者だけではなく新患でも対応しておりますので、症状のある方はお問い合わせください。

 

 内服治療薬も認可が下りましたが、まだまだ広い範囲には出回っておりません。現在、当院でも使用可能か検討していますので、もうしばらくお待ちください。

 

《追記 オミクロン株でパンデミックは終わる?》

 一般的にウイルスは生き残るために宿主(今回の場合は人間)を殺さずに共存していくために弱毒化していくと考えられていますが、必ずしもそういかない場合もあります。悲観的になる必要はありませんが、新たな変異を起こし強毒化する可能性も0ではありません。

 ウイルスの変異は感染した体内で増殖する時に起きますので、感染者が増えれば変異を起こす確率が高くなります。

 

新たな変異を防ぐためにも感染数を減らす努力が必要でしょう。

 

オンラインマラソン

2021年12月17日

去年・今年とコロナ渦でスポーツイベントがことごとく中止されています。

特に子供たちの活動が制限されて、思い出を残せるはずのイベントもなくなり、本当に残念に思います。

最近では少しずつ新型コロナ感染症の新規患者数も減ってきており、多少ですが今まで通りの生活に向かっている気がします。

 

もちろん我慢しているのは子供たちだけではなく、大人もです。

私も趣味のマラソン大会が次々と中止になり、まったくというほど運動できずに身体の締まりがなくなってきています。

動けばいいんでしょうけど、目標がないとモチベーションが・・・と言い訳している弱い自分がいたりします。

 

これではいけないのですが、何か励みになるものが必要だと色々調べてみて、あまり興味のなかったオンラインマラソンに申し込んで参加してみました。

 

申し込んだのは「東京マラソン」

 

ゆっくりペースですが、数日間かけてフルマラソンの距離を走り切りました。

参加証としてメダルをもらいました。

 

来年こそは本当のマラソン大会に出て直接首にメダルをかけてもらえるように、そういう生活ができるように引き続き皆さんで感染予防を続け、新型コロナウイルスを撃退していきましょう。

一年はあっという間

2021年12月7日

7月に開業し、あれよあれよという間に師走を迎えました。

 

雪が降ったかと思ったら、寒さが緩んだりで体調を崩す方も増えてきています。

 

幸い、新型コロナウイルス感染症は落ち着いていますが油断は禁物です。

デルタ株のクラスターも起きていますし、オミクロン株も増えつつあります。

 

でも対策はずっと同じです。

手指消毒とマスク、換気

気を抜かずに気をつけていきましょう。

 

コロナウイルスに加えてインフルエンザも流行する可能性がありますので、3回目の新型コロナワクチンを受けるまでの間の今の時期がインフルエンザ予防接種のチャンスです。

 

当院ではまだまだ余裕がありますので、早めの予約をお願いします。

 

12月といえばクリスマス。

入り口にクリスマスツリーを飾ってみました。

気分だけでも味わっていただければ幸いです。

超音波検査の講演を行ってきました

2021年10月17日

私事になりますが、先日の土曜日に甲状腺超音波検査の講演を行ってきました。

 

例年であれば、その土地に出向き、美味しい食事や名所を楽しみながら、講演をしてくるのですが、今年は新型コロナウイルス感染のため、ことごとくWEB開催となっています。

 

「遊んでないで、しっかりと講演して来い」、という事でしょうか?

 

講演を主催したのは青森県弘前市の検査学会です。

青森も岩手県同様に甲状腺を扱う医師や医療機関が少ないエリアです。

この講演をきっかけに少しでも甲状腺に興味を持つ方が増えることを願います。

 

このWEB講演ですが、演者としては初めての経験でした。

人前で話すのは緊張するのですが、流石にカメラの前では緊張感はなく気楽に話せましたが、なんとなく味気ない。

人の熱気や視線、表情や空気感はカメラを通してでは分からない。

やはり人と人との触れ合いは大切だとつくづく感じました。

 

コロナ渦でWEB診察などを国は勧めていますが、やはり実際に直接診察しないと感じ取れないものも多いと実感しております。

 

ワクチンをはじめ、しっかりとした感染対策で少しずつ感染前の生活に戻りつつありますが、感染者は減少傾向です。

受診控えも分かりますが、他の病気になってしまっては元も子もありません。

 

身体に不安のある方は、マスクや手指の消毒を徹底しながら受診してみてください。

よい季節になりました

2021年9月29日

猛暑が終わり、その後に少し涼しくなり、また暑くなり・・・

 

なかなか落ち着かない気候が続いていましたが、ここにきて日中は過ごしやすい気温となっております。

コロナ渦でスポーツをする機会も外出する機会も制限されてきましたが、ワクチン接種も進みしっかりと対策を取りながら外出することも可能かなと感じています。

生活習慣病を予防する意味でも少し身体を動かすことをお勧めします。

 

という私も、開業からあっという間に2か月が過ぎ、ほとんど運動できずに過ごしていましたが、今月に入ってからは趣味のランニングを再開しています。もちろんマスクを着けてです。

 

先日、自宅近くの中津川付近を走っていて、『小さな秋』を見つけました。

コスモスです。

川沿いにきれいに咲いていて、気持ちが癒されました。見つけたあとは走りながら山口百恵さんの『秋桜』が頭の中を駆け回っていました。世代がよくわかりますね。

 

皆さまもぜひそれぞれの『小さな秋』をみつけてください。

 

マスク等の感染対策は忘れないでくださいね。

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