こたに内科・甲状腺クリニック

院長のブログ

今年も秋のマラソンシーズンに挑戦します

2026年8月7日

今年も秋のマラソンシーズンに挑戦します

 

こんにちは。院長です。

診療の合間や休日を利用して、今年も秋のマラソンシーズンに向けた練習を続けています。

9月には毎年恒例のリレーマラソン、そして10月には地元のフルマラソンに参加する予定です。

仲間と楽しむリレーマラソン

リレーマラソンは今年も当院に関わるスタッフやご家族の皆さんとチームを作って参加します。

実際にコースを走るのはクリニック関係者やスタッフのご家族が中心ですが、スタッフの皆さんには受付や準備、応援など裏方として大会を支えていただいています。

毎年、多くの方の協力によって楽しい一日を過ごすことができ、私にとっても楽しみにしている行事の一つです。

普段は診察室や受付で患者さんを支えてくれているスタッフの意外な一面を見ることができるのも、この大会の楽しみの一つです。

昨年の悔しさを胸に

一方、10月のフルマラソンには少し特別な思いがあります。

実は昨年のフルマラソンでは、私にとって初めて途中棄権を経験しました。

これまで何度もフルマラソンを完走してきましたが、昨年は十分な練習ができず、思うように走ることができませんでした。

途中でレースを終える決断をした時は悔しさもありましたが、自分の現状を素直に受け止める良い経験にもなりました。

そのため今年の目標は、まず無事に完走することです。

一歩ずつ積み重ねる

先日も25kmのロング走を行いました。

走り始めは順調だったのですが、20kmを過ぎた頃から少しずつ脚に疲労を感じ始め、「フルマラソンだったら、まだあと17kmも残っているのか」と改めて感じました。

正直なところ、まだまだ本番を楽に走れる状態ではありません。

それでも、一歩ずつ積み重ねるしかありません。

健康づくりもマラソンも同じ

健康づくりもマラソンも同じです。

診察をしていると、

「運動しなければいけないとは分かっているけれど続かない」

「体重を減らしたいけれど思うようにいかない」

というお話をよく伺います。

私自身も目標に向かって努力していますが、いつも順調というわけではありません。

疲れて走れない日もありますし、思うような結果が出ないこともあります。

それでも続けていると、少しずつ前に進んでいることに気づきます。

大切なのは完璧にやることではなく、できることを続けることです。

秋の大会へ向けて

今年の秋は、仲間とともにリレーマラソンを楽しみ、昨年果たせなかったフルマラソン完走に再挑戦したいと思います。

結果がどうなるかは分かりませんが、目標に向かって努力する過程も大切にしながら練習を続けていきます。

また機会があれば、このブログでも経過をご報告したいと思います。

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「疲れるから甲状腺ホルモンを増やす」は本当に正しいのでしょうか?

2026年6月15日

「疲れるから甲状腺ホルモンを増やす」は本当に正しいのでしょうか?

 

甲状腺機能低下症で治療中の患者さんから、「疲れます」「だるいです」「むくみます」「体重が増えました」という相談を受けることがあります。橋本病の方だけではありません。バセドウ病治療後の方、甲状腺手術後の方、放射性ヨウ素治療後の方でも同様です。

症状がつらいことは事実です。私もそのことを否定するつもりはありません。しかし、症状があることと、甲状腺ホルモンが不足していることは同じではありません。

私が最初に確認すること

甲状腺機能低下症の治療で最も重要なのは、現在の甲状腺ホルモンが適切に補充されているかどうかです。

そのため私はまずTSHとFT4を確認します。これらが適正範囲に入っていれば、少なくとも甲状腺ホルモン不足は改善していると判断します。

病名ではなく、現在の甲状腺機能を評価することが大切です。

橋本病であっても、バセドウ病治療後であっても、甲状腺機能が適正であれば、症状の原因を甲状腺以外にも求める必要があります。

「疲れるなら増やしましょう」は親切に見えます

患者さんが「疲れます」と言ったとき、

「それなら薬を増やしてみましょう」

という対応は、一見すると親切に見えるかもしれません。患者さんも「話を聞いてくれた」と感じるでしょう。

しかし医療の目的は、患者さんを喜ばせることではありません。

医療の目的は、患者さんを健康にすることです。

疲労感の原因は本当に甲状腺でしょうか

疲労感は極めて一般的な症状です。

睡眠不足、ストレス、加齢、貧血、更年期、睡眠時無呼吸症候群、運動不足、心疾患、精神的ストレスなど、数多くの原因があります。

甲状腺機能が正常であるにもかかわらず、疲労感だけを理由に甲状腺ホルモンを増量することは、原因を確認しないまま降圧薬や糖尿病薬を増やすことと本質的には変わりません。

私が危惧していること

甲状腺ホルモンは、

不足を補う薬

です。

元気になる薬ではありません。

必要量を超えて投与すれば、患者さん自身が気付かないところで、体には確実に負担がかかります。

過量投与では、

・動悸
・頻脈
・心房細動
・心不全
・骨粗鬆症
・骨折
・不眠
・イライラ

などのリスクが増加します。

特に中高年では、

心房細動による脳梗塞

骨粗鬆症による骨折

は、人生を大きく変えてしまう可能性があります。

私はこれらのリスクを軽く考えるべきではないと思っています。

実際には、甲状腺ホルモンを少し多めに飲んだからといって、その日から心房細動になるわけではありません。

しかし、何年にもわたって必要以上の甲状腺ホルモンにさらされ続けることで、そのリスクは確実に高くなります。

患者さんご本人は調子が良くなったと感じていても、その代償として将来の健康を損なう可能性があるのです。

本当に患者さんのためになる医療とは

私は患者さんの症状を否定したいわけではありません。むしろ症状があるからこそ、その原因を正しく見つけたいと考えています。

薬を増やせば、患者さんは安心するかもしれません。

患者さんが安心することと、患者さんのためになることは同じではありません。

症状だけを見て薬を増やすのではなく、その症状の本当の原因を探すこと。それが専門医として最も大切な役割だと考えています。

甲状腺ホルモンは不足を補うための薬です。不足している方には必要不可欠な薬ですが、体調改善を目的として際限なく増やしてよい薬ではありません。

当院では検査値と症状の両方を大切にしながら、長期的な健康を見据えた治療を心がけています。

春のマラソン大会に参加してきました

2026年5月11日

 

クリニックブログ

春のマラソン大会に参加してきました

暖かい日が増え、外で体を動かしやすい季節になってきました。
私自身も健康維持のためにランニングを続けており、この春は2つの大会に参加してきました。
今回はそのご報告とともに、運動習慣の大切さについて少し書いてみたいと思います。

イーハトーブ花巻ハーフマラソン10km完走

4月26日に開催されたイーハトーブ花巻ハーフマラソンの10kmの部に参加し、53分46秒で完走しました。

地元開催ということもあり、沿道からの応援も温かく、気持ちよく走ることができました。
春らしい気候の中で走ることができ、改めて運動の楽しさを感じる大会でした。

イーハトーブ花巻ハーフマラソン10km 完走証

無理なく継続することが、健康維持には何より大切だと感じています。

仙台国際ハーフマラソンに挑戦

その2週間後の5月10日には、仙台国際ハーフマラソンに出場し、2時間1分59秒で完走しました。

全国から多くのランナーが集まる人気大会で、当日はかなり暑く、スタート直後は混雑もあり、思うようにペースを作れない時間が続きました。
個人的にはもう少し良いタイムを狙っていたため、完走できた安心感と同時に、少し悔しさも残る結果となりました。

それでも、大会の雰囲気は素晴らしく、沿道の応援にもたくさん力をいただきました。
また、オリンピック金メダリストの高橋尚子さん、野口みずきさんともハイタッチすることができ、とても元気をもらえた思い出深い大会となりました。
来年は今回の経験を生かし、ぜひリベンジしたいと思っています。

仙台国際ハーフマラソン 完走証

暖かい季節は運動のチャンスです

最近は気温も上がり、ウォーキングや軽いジョギングなど、外で運動しやすい季節になってきました。
適度な運動は、生活習慣病予防、体力維持、ストレス解消にも効果があります。

「運動しなければ」と気負う必要はありません。
まずは少し歩く時間を増やす、休日に外へ出てみるなど、小さなことから始めるだけでも十分です。

ただし、この時期は熊の目撃情報も増えてきます。
山沿いや川沿いを歩いたり走ったりする際は、鈴を持つ、人通りのある場所を選ぶなど、安全には十分注意してください。

まとめ

私自身、診療の合間に時間を見つけながらランニングを続けていますが、運動は体だけでなく気持ちのリフレッシュにもなると感じています。
これからさらに過ごしやすい季節になりますので、皆さまもぜひ無理のない範囲で体を動かしてみてください。

お知らせ

当院では生活習慣病や体重管理に関するご相談も行っております。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

院長

神戸での研究会と懐かしい街並み

2026年3月23日

出張先での学びとランニング

神戸での研究会と懐かしい街並み

 

3月第1週の週末は研究会参加のため出張でした。学びの時間に加えて、懐かしい街との再会、 そして出張先でのランニングも楽しむことができた、充実した数日となりました。

仙台空港周辺での出張ラン

金曜日の夜に仙台空港近くまで移動し、そのまま空港周辺のホテルに宿泊しました。 翌朝は少し早起きをして、仙台空港周辺を約10kmランニング。 出張先で走る「出張ラン」は、私の小さな楽しみの一つです。

まだ人も少ない朝の空気の中を走ると、頭も体もすっきりして、 その日一日の良いスタートになります。


懐かしさを感じた神戸の街

土曜日は仙台空港から飛行機で神戸へ向かい、研究会に参加しました。 神戸は以前住んでいたことがあり、私にとってはとても懐かしい街です。

当時はよくランニングをしていた場所でもあり、街の景色を見ると自然と当時のことを思い出しました。 街並みは変わったところもありますが、空気感のようなものは昔と変わらない気がします。


研究会で得た刺激と学び

研究会では、日々進歩している医療の最新の知識を学ぶことができ、大変刺激を受けました。 日常診療の中では、どうしても目の前の患者さんの対応に集中する時間が多くなりますが、 このような場で新しい知識に触れることはとても大切だと改めて感じます。

研究会で得た知識を、これからの日々の診療にしっかり活かしていきたいと思います。


昔の仲間との再会、そして翌朝の20km

また今回は、昔の職場の先生方とも久しぶりに再会することができました。 研究会の後は食事に行き、近況を語り合いながら、気がつけば二次会まで。 久しぶりに会ってもすぐに昔の雰囲気に戻れるのは、不思議でありがたいものです。

翌朝は少しだけ頑張って20kmのランニング。 前日の食事のエネルギーもあって(笑)、気持ちよく走ることができました。


まとめ

学びあり、再会あり、そしてランニングありの充実した週末でした。 こうした時間を通して得た刺激や気づきを、これからの診療にしっかりつなげていきたいと思います。

走る街であってほしい

2026年2月16日

地元で走れるということ

 

いわて盛岡シティマラソンが2026年を最後に中止される可能性があるという報道を目にしました。
医師である前に、一人のランナーとして、今の思いを静かに書き留めておきたいと思います。

1年をかけて迎える、たった1日

マラソンは1日で終わります。
しかしその1日のために、私たちは1年を過ごします。

早朝の冷たい空気の中を走り、仕事の後に疲れた体を引きずって走り、 思うようにいかない体調と向き合いながら、少しずつ前へ進んでいきます。
その積み重ねの先に、地元で走れる大会があるということの意味は、決して小さくありません。

実は、最初の数回の大会では、くまモンやミッキーマウスの仮装をして走ったこともあります。
仮装をして走るのは地元の大会だけでした。

自分たちが楽しむためだけでなく、沿道で応援してくださる方にも 少しでも笑顔になってもらえたら、という気持ちがありました。

「くまモンがんばれー!」
「ミッキー頑張って!」

子どもたちの声に手を振り、ハイタッチをしながら走った時間は、 今でも忘れられない思い出です。

あの日の笑顔があったからこそ、走ることがさらに好きになりました。

地元で走れるということは、努力が街とつながるということでもあります。


交通規制と、譲り合いの時間

交通規制が迷惑だという声もあります。
確かに不便はあるでしょう。

しかし規制は年に1回、数時間程度です。
その数時間の不便と、一年を通じて積み重ねられる努力や喜び。
どちらがこの街を少し豊かにするのか、私は静かに考えてしまいます。

地域とは、少しの譲り合いで成り立つものではないでしょうか。


優先順位という問い

今回の背景には、盛岡市の財政見直しがあります。

盛岡市の市議会議員定数は38人。
人口20〜30万人規模の市の平均は約30.8人とされています。

単純比較はできませんし、議会の役割が重要であることも理解しています。
それでも市民として、「何を守り、何を削るのか」という優先順位が、 もっと丁寧に共有されてほしいと感じます。


命と生活を見ているからこそ

冬場、除雪が十分でない道路で転倒する高齢者を診ることがあります。
熊出没のニュースに、不安を抱く患者さんもいます。

生活インフラや安全対策は、確かに命と健康に直結します。
だからこそ財源の使い方は大切な議論です。

しかし同時に、体を動かす人がいる街、挑戦する人がいる街は、 長い目で見れば地域の健康を支える力になるとも感じています。


それでも、私は走り続ける

大会がなくなるかもしれない。
環境が変わるかもしれない。

それでも、私は走ります。

走ることは、順位のためでも記録のためでもなく、
自分の体と向き合い、心を整え、日々を前向きに生きるための時間だからです。

楽しみであり、健康の礎であり、人生のリズムそのものでもあります。

もし大会がなくなっても、この街のどこかで静かに一歩を積み重ねる人は必ずいる。
私もその一人でありたい。

そしてできるなら、この街が「走る人を応援する街」であり続けてほしい。
そう願いながら、明日もまた走ります。


※本記事は一市民・一ランナーとしての個人的な考えであり、医療機関としての公式見解ではありません。

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